ミネラルウォーターの区分
現在販売されている軟水の製品では、アクアセラピーミナクア、クリスタルガイザー、ボルヴィック、六甲のおいしい水、サントリー天然水などがあり、硬水の製品では、ビッテル、エビアン、ゲロルシュタイナー、コントレックス、サンペレグリノ、ボルセック、ペリエなどがあります。
この硬度については、WHO（世界保健機関）の具体的な基準では、ミネラルウォーターの総塩類量をアメリカ硬度（mg/L）炭酸カルシウムに換算して0～60のものが軟水、120～180のものが硬水、180以上のものを非常な硬水というように定めています。従ってコントレックスは硬水の中でも群を抜いた高い硬度の製品だというわけです。
ちなみにミネラルウォーターには軟水、硬水以外にも区分があり、それはナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター、ミネラルウォーターという分類で、ナチュラルウォーターは特定の水源から採水された地下水を原水とした沈殿、濾過、加熱殺菌以外の物理化学的処理を行わないもので厳密には「ミネラル」という表記をしていません。
ナチュラルミネラルウォーターはそのナチュラルウォーターの中でも鉱化された地下水を原料としています。鉱化された地下水とは地表から浸透して地下を移動、滞留中に地層中の無機塩類が溶け込んだ地下水です。
ミネラルウォーターはナチュラルミネラルウォーターを原水としていますが、品質の安定のためにミネラル調整、ばっ気や、複数水源からの採水の混合などが行われている製品となります。コントレックスはナチュラルミネラルウォーターということで、もともと原水が非常に高い硬度をもっているというわけです。